言葉に心を添えて
やや体の重いお正月。すっきりさせようとリンパマッサージに行ってきました。
枕元に、こんなメッセージがありました。
“他のお客様のご迷惑となるため
携帯電話はマナーモードに設定のうえ、通話はご遠慮くださいますようお願いします”
言っていることは正しいのに違和感が残るのは何故だろう。
リラックスしたいから足を運んだお店で、
「ご迷惑となる」という文字が目に飛び込んできて、
違和感やギャップを感じたのかもしれません。
「迷惑かけないでね」とお客様が迷惑行為をするかもしれない前提での
“指摘”に聞こえたからです。
指摘でなく、マナーモードにする理由を
“お客様への想い”に変えたら印象はずいぶん違います。
「すべてのお客様に、リラックスした時間を過ごしていただきたいので、
携帯電話はマナーモードに設定のうえ、通話はご遠慮くださいますようお願いします」
同じことを伝えているのでも、「リラックスした時間を楽しんでほしいから」という
お店側の想いが伝わります。
電車などでの公共の場で「ほかの方にご迷惑を〜」というアナウンスが違和感を感じないのは、
その他大勢に向けての発信だから。
エステティックサロンなどリピーターさんが多くいる場所。
これから密に関係を育んでいきたいお客様たちがいる場所。
サロンが気に入って、興味をもってきてくれている相手だからこそ、
少しの言葉の工夫が、「なんだか心地いい」を生み出すのだと思います。
これは意識せずにやってしまっているかもしれません。
お店の注意書きを見直してみます。
椎木さま
コメントありがとうございます。少しの工夫がお客様の心地よさにつながるのは
嬉しいですよね。おもてなしって身近なことでたくさんできると思っています。